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【2025年版】DAMとJOYSOUNDの違いや特徴を知っていますか?≪カラオケ機種を比較≫

カラオケボックスに行くと必ず聞かれるであろう

「機種はDAMJOYSOUNDどちらにしますか」という質問。

歌えればなんでもいいという方であれば気にしないかもしれませんが、カラオケによく行かれる方はどちらを指名するか決めている方が多数なのではないでしょうか。

人によってどちらの方が向いているのかも書き記していますので、是非最後までご覧下さい。

 

以前も同じような記事を執筆していますが、2025年になり、DAMの新機種も登場したという事で2025年版と題して改めて解説します。

以前執筆した記事(2024年版)

www.rufutopu.com

 

 

はじめに

カラオケの機種というとDAMJOYSOUNDが思い浮かぶ方が多いと思いますが、現在はこの2つブランドしかありません。

DAM第一興商JOYSOUNDはエクシングというメーカーが手掛けています。

第一興商」という企業名は何故か知名度が高いですよね。

一方「エクシング」は知名度が低いですが、エクシングはミシンやプリンターで有名なブラザー工業のグループ会社ということもあまり知られていません。

以前はジャイアンのCMでお馴染みだったUGAやゲームメーカーであるSEGAやTAITO、オーディオメーカーだったパイオニアなどがカラオケ機器を出していましたが、それらの殆どがエクシングに買収されています。

なお、UGAシリーズは2024年10月末に全てのサービスを終了したため、利用できなくなりました。

 

www.dkkaraoke.co.jp

xing.co.jp

 

DAM

2025年現在の最新機種はLIVE DAM WAO!です。

LIVE DAM WAO!(2025年発売)

この機種は5年半ぶりに登場したフルモデルチェンジ機です。

映像コンテンツや採点機能が大きく進化しています。後ほど詳しく解説します。

LIVE DAM WAO!の収容曲数は34.4万です。

 

ココが強み!DAMの特徴

映像コンテンツが充実

DAM一番の強みは本人映像やアニメ映像の多さにあると私は思っています。

以前から映像に強いDAMでしたが、LIVE DAM WAO!では映像コンテンツを更に強化しており、サザンオールスターズやB'zなど、特定のアーティストの本人映像全曲配信というとんでもない力の入れようです。

いくらお金掛かってるのか気になりますが、映像コンテンツはDAMが圧倒しているという印象を更に確固たるものにしています。

 

採点ゲームの精度

最新機種のLIVE DAM WAO!に搭載されている精密採点Ai Heartは、人が実際に聞いて「上手い!」と感じる「聴感」に着目し、膨大な歌唱サンプルを元に聴感評価を行っています。

精密採点Ai Heart 採点中の様子

精密採点Aiの裏採点要素であったアクセントやハンマリングの技法がカウントされるようになったほか、ハートタイプ判定がされるようになり、パワフルやヒーリングなど、歌唱者の歌い方を判別できるようになりました。

一昔前は音程が一番重視されることの多かった採点ゲームですが、DAMは他社と比べて一足先に行っている印象です。

 

また、LIVE DAM WAO!では精密採点NIGHTという新採点ゲームが搭載されており、点数が出ない人でも高得点が狙えるコンテンツもあります。(ナイト市場に向けたコンテンツだと思われますが、カラオケボックスでも遊べます。)

 

www.clubdam.com

 

歌唱中に楽しめるボイスエフェクトが充実

最新機種のLIVE DAM WAO!には自分の声でハモってくれる「ハモルン」や

原曲でアーティストが使用する特殊なボイスエフェクトを自動で再現する「なりきりエフェクト」

自分の歌声のまま音程を自動補正してくれる「歌うまフィルター」

...が搭載されています。

 

ハモルンやなりきりエフェクトは対応曲が限られていますが、気分転換に使うととても楽しく歌えると思います。

なりきりエフェクトは以前JOYSOUNDが採用していた「オートボーカルエフェクト」

歌うまフィルターはより自然に聞こえるテクノボイスのようなものです。

 

youtu.be

 

DAMの弱点

ボーカロイド楽曲やマイナー曲に弱い

昔と比べるとかなり改善してきてはいますが、マイナー曲を歌う時はJOYSOUNDの方を選ぶかなといったイメージです。

ボカロをメインで歌う方はJOYSOUNDを指名した方が良いでしょう。

数年前まではDAMの弱みだったアニメのキャラソンや声優曲等は非常に入曲が進んでいて、逆にDAMにしか入ってないってのも増えてきましたね。(強みじゃん...)

 

キー変更に弱い

LIVE DAM WAO!から「DAM Multi Dimensional Sound」という音源に変更されていますが、これまで採用してきたMIDI音源よりもキー変更による音質の劣化が大きくなってしまいました。

キーを変えて歌う人はJOYSOUNDの方が歌いやすく、音が良いと感じるかもしれません。

 

その他細かい特徴

  • マイクを使った音声操作が可能
  • ガイドメロディが小さい
  • 曲によって演奏開始時の曲名フォントが異なる
  • 予約から演奏開始までが非常に速い
  • バックコーラス対応曲が非常に多い
  • ライブサウンドは多くの会場を用意
  • MCがアーティストと対談する番組「DAM CHANNEL」を曲間映像にて放映中
  • 音はドンシャリ

 

DAMの歴代機種

LIVE DAM AiR(2023年発売)

LIVE DAM Ai(2019年発売)

LIVE DAM STADIUM STAGE(2017年発売)

LIVE DAM STADIUM(2015年発売)

 

JOYSOUND

2025年現在の最新機種はJOYSOUND X1です。

JOYSOUND X1(2023年発売)

4年ぶりのフルモデルチェンジであり、前機種のJOYSOUND MAX GOとはデザインが結構変わっています。

JOYSOUND X1の収容曲数は約36.8万曲です。

 

ココが強み!JOYSOUNDの特徴

総楽曲数が多い

JOYSOUNDは「圧倒的曲数No.1」を謳っており、競合するDAMより約2万曲多く配信されています。

 

特にボーカロイド楽曲はキョクナビにも「JOYSOUNDはボカロ配信曲数No.1!」と書かれている位には強みとしています。

キョクナビの画面


キー変更に強い

DAMと比べキーを変えた際の音質の劣化が小さく、違和感を感じることなく歌うことができます。(生演奏は収録したものなので当然劣化します)

 

声の返りが良い

DAMと比べ、JOYSOUNDは マイクからスピーカーにかけての声の通りがとても良いです。
マイク音量をそこまで上げなくとも耳にダイレクトに自分の声が入ってくるのでとても気持ちよく歌うことができます。

2017年発売のJOYSOUND MAX2からカラオケにハイレゾを採用しており、マイクからの応答性が良くなり、従来より遅延がない状態で声が返ってくるようになっています。


歌う以外のコンテンツや機能が豊富

最新機種のJOYSOUND X1ではX PARKと呼ばれるコンテンツを使い、離れた場所でもカラオケを楽しむことができるようになるほか、ファンミーティング機能も搭載されます。

ZoomやTeamsといった機能がカラオケ機器に搭載されたといえばわかりやすいでしょうか。


JOYSOUND MAX GO以降の機種ではアーティストのミュージックビデオを見ることができます。歌い疲れたら休憩がてら見るのも良いかと思います。

また、一部の店舗ではセッションボックス機器が設置されており、ギターなどをカラオケボックスに持ち込んでカラオケ機器へ接続することができます。

セッションボックス

チューニングも出来ますし、エフェクトもいくつか用意されているほか、ギターコードやギター採点も可能となっています。

 

xpark.joysound.com

 

自分の楽曲を無料で配信できる

うたスキミュージックポストという機能を使えば自身で作成した楽曲を専用のPCソフトからアップロードする事が可能です。
採点ゲームができなかったり、定期的な更新が必要(更新しないと一定期間で曲が消える)だったりと不便な点もありますが、一般的なカラオケへの入曲は数十万すると考えると気軽に利用できるよいサービスだと感じます。

 

著作権的にどうなのか?という部分ではありますが、Youtuberが動画で歌っていた曲を誰かが制作、配信して歌える状況になっていたりする事例もあります。

 

※一例

youtu.be

この動画で取り上げられている曲も全てこの「うたスキミュージックポスト」を使ったサービスです。

 

musicpost.joysound.com

 

JOYSOUNDの弱点

映像コンテンツに弱い

有名な楽曲に関しては本人映像が付いているものが多いですが、少し外れると映像がないことが多いです。

JOYSOUNDも「DAMアニメ部」に対抗してか「どアニメ宣言!JOYSOUND」というキャッチコピーを展開していますが、アニメ映像に関しては正直DAMとは勝負になっていません。

 

採点ゲームの精度が微妙

DAMに対抗してなのか数年前に分析採点AIとやらを出しましたが、DAMと違い棒読み歌唱でもかなりの高得点が出たり、AIボーナス点が毎回ほぼ同じ、ビブラートをするだけでAIボーナスが大量に加点されるなどAIを謳うには非常にお粗末な出来でした。

採点中の画面や採点結果画面のレイアウトも以前の分析採点とほぼ変わりませんでした。

JOYSOUND X1から搭載された分析採点AI+も結局ベースとなるのは10年前の分析採点マスターで、特に進化を感じる部分はありません。(そろそろアルゴリズム一新しませんか?)

 

分析採点AIに文句を言う記事

www.rufutopu.com

 

よく「JOYSOUNDはガイドメロディーが間違っているやつが多い」というのを耳にしますが、私も実際JOYSOUNDの採点ゲームで遊んでいるときにそう感じる曲が何曲もあります。

採点が悪いというよりも、基準にしているガイドメロディーの精度が低いと言ったほうが正確かもしれません。

 

その他細かい特徴

  • ガイドメロディーの音が大きい(曖昧な曲でも歌いやすい)
  • バックコーラスが爆音
  • スマホの動画をカラオケ画面に映せる
  • 音は比較的フラット(音質も柔らかめ)

 

JOYSOUNDの歴代機種

JOYSOUND MAX GO(2019年発売)

JOYSOUND MAX2(2017年発売)

JOYOSUND MAX(2015年発売)

まとめ

前回の記事と全く同じ表で恐縮ですが...



歌う部分にかなり力を入れているDAM
歌う以外のコンテンツにかなり力を入れているJOYSOUNDで大きく異なりますよね。


DAMがオススメな人

  • 本人映像やアニメ映像などの映像コンテンツを重要視する人
  • 採点ゲームに強いこだわりがある人
  • トゲトゲとした音が好みの人
     

JOYSOUNDがオススメな人

  • 歌いやすさを重要視する人
  • ボカロ曲をよく歌う人
  • キーを変えて歌う曲が多い人
     

歌うジャンルやアーティストによってですが、大体はこんな認識でよろしいかと思います。

最近の両社の個人的なイメージですが、

新サービスや新機能も含めカラオケ部分の強化を図っているDAM

色々な機能を増やしてカラオケ以外の価値を提供しているJOYSOUND

って感じです。

 

強みを上げた項目の数ではJOYSOUNDの方が多いですが、正直DAMの方がカラオケで歌うという部分からしたら大きなアドバンテージがあると思います。

カラオケに行く際は是非参考にしてください。

ここまで見て頂きありがとうございました。

 

筆者のTwitter

https://twitter.com/rufutopu