こんにちは。
今回は2月から遊べるようになったJOYSOUND MAX GOの新採点「分析採点AI」のレビュー記事になります。
きっかけ
タイトルの「ようやく実装」というのはどういうことなのか気になった方もいるでしょう。実は今日に至るまで分析採点AIの存在を確認していたのです。
ホンマや....
— るふとぷ (@rufutopu) 2020年9月25日
分析採点AIってありますね pic.twitter.com/u9IciSOf5b
このツイートをしたのが2020年9月ですので、1年半近く待たされたということになります。
また、その後こんな機能も見つけました。
!?!? pic.twitter.com/ljdPhRFvKe
— るふとぷ (@rufutopu) 2020年9月25日
こっそり採点AI(バレバレ)
その名の通りこっそり採点のAI版でして、見た目は採点モードオフですが、裏で採点されてWeb上で記録を確認できるものになっています。
それを利用してリリース前に試したことがありました。
分析採点AIソテカンしました!w pic.twitter.com/fzkzsMvlBV
— るふとぷ (@rufutopu) 2020年9月27日
なんかWeb版の方で見たらちゃんと分析採点AI仕様になってましたw
— るふとぷ (@rufutopu) 2020年9月25日
精密採点Aiの「Ai感性ボーナス」のように分析採点AIにもAIボーナスなるものがある模様。 pic.twitter.com/iNuBCWXLGS
ここで分析採点マスターと採点基準が同じ、精密採点Aiと同じようにAIボーナスなるものが存在することに気づきます。
このツイートから1ヶ月後、分析採点AIの採点履歴が全て消され、こっそり採点AIも遊べなくなってしまいました。
恐らくですがエクシングの人が見られることに気づいて慌てて消したのでしょうw
そんなこんなでまぁ長いこと待っていた分析採点AIですが、採点基準が分析採点マスターとほぼ同じということは分かっていても1年半も待ったわけだし、それなりのものを出してくるのだろうと期待することに。
きっかけという名のあらすじおわり。
概要
分析採点AIとは、約600万件に及ぶ膨大な歌唱データと、実際に人がつけた点数を使って歌が上手く聞こえるポイントを解析して生み出されたカラオケ採点専用AIによる採点機能とのことです。
ディープラーニングといっても、これからどんどん歌われていくにつれて機械学習する感じではなく既にあるデータを使って機械学習した感じでしょうね。
遊べる機種はJOYSOUND MAX GOのみです。JOYSOUND MAX、JOYSOUND MAX2では遊べません。従来の分析採点マスターも引き続き遊べます。
ここからやはりJOYSOUND MAX GOはフルモデルチェンジなのだということがなんとなく伝わってきますね。
分析採点AIの公式HPはこちら。
遊んでみる
分析採点AIの利用方法は従来と同じく、キョクナビから選択するだけです。
採点ゲームを予約したときのアニメーションも新しくなってます。
ロゴデザインに関しては... もうちょいカッコよくして欲しかった
歌唱中画面です。
デザインはこんな感じ。カーソルがガイドメロディー表示の初めの方まで来ると、前のページのAIゲージがピンク色の線で伸びてきます。(ところでこのピンク線見覚えが...)
こぶしやしゃくりなどといったカウンターのデザインが変わりました。
従来は横長でしたが、左のAIゲージの影響もあってかとてもコンパクトになってますね。(ところでこのピンクとブルーの表示見覚えが...)
採点終了表示も変わっており、だいぶ小さくなりました。ただ、あまりに文字が小さすぎて小さいテレビだと見えなくなってしまうのでは?と思いました。
ところで私はカラオケ採点スコアラーでもありますので、この採点ゲームでも100点を取ってやろうじゃないか!ということでAIとやらの実力を見せてもらいましょう!
目標は今年中に分析採点AIで100点を取ることにしました。
LIVE DAM Aiの精密採点Aiは以前の精密採点DX-Gと違い、様々な加点を入れまくらないと100点が出ないゲームです。
途中切りだけど分析採点マスターでカンスト経験のあるこの曲で分析採点AIに挑むことに。
1発目
攻略終了 ~完~
30秒しか歌ってません。
「る」しか発声してません。
3音しか発音してません。
頭に浮かびあがった疑問。それは「AIとは何だったのか」ということ。
こぶしとしゃくりは分析採点マスターと同じくただのお飾り。(マスターと同じ)
途中で切っても100点が出る。(マスターと同じ)
採点結果画面、分析採点マスターとほぼ同じ。
BGMも分析採点マスターと同じ。
そもそもテクニック0でテクニック満点とは何なのか。
そして歌唱中のピンク線は某精密採点とクリソツじゃないですか...
勝手に見つけて勝手に待ってただけとはいえ、1年半待ってこの内容では非常にがっかり。
スコアラーとしても、カラオケ機器オタクとしても残念です。
(そもそもスコアラーは分析採点やりませんけども...)
そもそも棒読み歌唱で高得点が取れることに問題を抱えてたような気がするので、そこが改善されたと思いきやなんですかコレ。エクシングさんコレは許されませんよ。(デジャブ)
他社がAI採点出してる上に演出や画面、BGMは従来の分析採点マスターと同じ。これじゃ目新しさを感じないですし、ボロクソ言われても仕方ありません。
まぁあくまでスコアラーの意見なので普通に熱唱もしてみました。こちらはちゃんとフルコーラスで歌唱しております。
AIボーナスは全然検証してないのでよくわかりません。総合得点は分析採点マスターとほぼ同じだと思います。
DAMで言うボナカン(ボーナス込み100点)も達成できました。
また、MAX GOの分析採点は点数によってBGMが変わるのですが、ボーナス込みでのカンストであっても演出で100点取れたことがわかってしまうというネタバレ仕様ですw
DAMの精密採点Aiにおいても、採点結果画面での分析レポートに「おめでとうございます」と記載があれば先に点数が出る前に100点取れたことがわかってしまうのです。そこまで真似しなくてもいいと思うんですが...w
「おめでとうございます」でカンストバレする精密採点Aiと
— るふとぷ (@rufutopu) 2021年10月3日
BGMでカンストバレするMAX GOの分析採点マスター
2019年にDAMから精密採点Aiがリリースされた際、従来の精密採点DX-Gとは全く違う採点方法で攻略も苦戦しましたし、膨大な数の特許を見て力の入れ具合がとても伝わったのですが、JOYSOUNDは採点に関してはあまり力を入れる気は無いのでしょうね。
さいごに
以上、JOYSOUND MAX GOの新採点ゲーム「分析採点AI」についてレビューしました。
この間DAMに対しても100点取ったら表示がバグった件でプンプンしてましたねw
スコアラーでなければ分析採点マスターと何が違うのかとか、何がそんなにダメなんだと思う方が殆どだと思いますが、誰が見ても目新しさが無いのは間違いありません。分析採点マスターとほぼ同じというのも大きいとはいえ、既にLIVE DAM AiでAI採点なるものを出してしまっているからです。
ある人も言ってましたが、最近のJOYSOUNDの採点ってゲーム性を求めてるのか、本格的な採点を求めてるのかがイマイチよくわからず迷走している気がします。
それこそCROSSO時代、頭がおかしくなるくらいのビブラートを入れないと100点が取れない仕様だったのですが、そのビブラートを入れるテクニックにゲーム性を感じるとのことでスコアラーには非常に好評な採点ゲームとなりました。音程だけ合わせていても到底100点には届きません。
しかし現在はどうでしょうか。しゃくり、こぶしといったテクニックはただのお飾りとなり、簡単に言ってしまえばテクニックの要求量が下がった末ゲーム性が失われてしまいました。単に音程だけ合わせる採点ゲームだと面白みに欠けます。それもあり私は全国採点GPスコアタを引退しました。
先述しましたが、昔のようなゲーム性ある楽しい採点ゲームにするのか、あるいはDAMの精密採点Aiのように本格的な採点ゲームにするのか、一度考え直して頂きたいものです。
ゲーム性と本格的な採点を両立するのであれば、分析採点Ⅱと分析採点AIの両方を搭載してみてはいかがでしょうか(笑)
というわけでJOYSOUND MAX GOに新しく搭載された採点ゲーム「分析採点AI」を使ってみたらただのパクリ&手抜きゲームだったという記事でした。
ここまで見て頂きありがとうございました。