今回は2023年11月に発売された新機種「JOYSOUND X1」に搭載されている「分析採点AI+」の体験レビューです。
私は以前、分析採点AIが登場した時にもレビューをしていますので、こちらも見て頂けると嬉しいです。
今回もこの分析採点AI+で100点を狙ってみようと思います。
概要
分析採点AIとは、約600万件に及ぶ膨大な歌唱データと、実際に人がつけた点数を使って歌が上手く聞こえるポイントを解析して生み出されたカラオケ採点専用AIによる採点機能とのことです。
分析採点AI+になってからは以下の2点が変更されています。
Update1
プロボイストレーナーによる採点実績を追加で学習。
より自然な歌唱で高得点が出るように進化しました。Update2
結果画面の演出を刷新し、より豪華に。高得点がとれた時の喜びがさらにアップしました。
※公式サイト引用
目で見てわかる変更点としては、採点結果画面の演出が変更されました。
結果画面の3ページ構成も以前と変わらず同じです。レイアウトも同様でした。
逆に見た目の部分では採点結果画面の演出以外、分析採点AIと変わらないということです。
ということは...
歌ってみる
分析採点AIから分析採点AI+という、名前からしてちょっとしか変わって無さそうな感じですが、以前と同じやり方で100点を狙ってみます。
攻略終了 ~完~
30秒しか歌ってません。(2回目)
「る」しか発声してません。(2回目)
3音しか発音してません。(2回目)
途中切りで判断するのも良くないと思ったのでフルコーラスでも歌唱してみました。
.....。
はい、もう皆さんお察しの通り、分析採点AI+という名前になっていても何も変わってませんし、他の曲を歌ってみてもAIボーナスがほぼ毎回1.1点になるのも同じでした。
以前公開した分析採点AIの記事と同じことを書いてしまいますが、
・こぶしとしゃくりは分析採点マスターと同じくただのお飾り。(マスターから変わらず)
・途中で切っても100点が出る。(マスターから変わらず)
・採点結果画面のレイアウトは分析採点マスター時代と同じ。
・BGMも効果音も分析採点マスターと同じ。
この有様です。分析採点AIであれだけの記事にしたのに何も変わっていないのには残念すぎますし、演出だけ変えればいいとでも思ったのでしょうか。
そもそも、前回はJOYSOUND MAXシリーズという位置づけだったのでマイナーチェンジっぽい採点を取り入れるのにはまぁ納得が行ったのですが、今回のは名前からしてフルモデルチェンジなのに根本的に変わっていないこの採点ゲームをフルモデルチェンジした新しい機械に搭載するのには疑問が残ります。
フルモデルチェンジで分析採点AIという名前を使い続けるのもいかがなものかと思いますね。(任天堂がWii Uを発売した時、Wiiという名前を付けてしまったが故に売れなかったみたいな事を言いたい)
結論
採点結果画面の演出以外、全然変わっていませんでした。
採点中の画面は何一つ変わってないですし、寧ろ採点結果画面以外で違いを見つける方が困難なレベルです。
これなら従来の分析採点AIのままで良かったのでは?と感じました。
新採点詐欺はもう辞めてほしいですし、採点結果画面の演出だけでも効果音を変えるとか、レイアウトを変えるとかするだけで印象が違うと思います。
採点中のガイドメロディー表示も相変わらず30フレームで残念でしたし、歌ってる時も新しい機械で歌ってるという実感が全くありませんでした。
スコアラーとしてもう残念の一言。もう正直JOYSOUNDの採点ゲームには全く期待が持てなくなりました。採点が好きな方はDAM一択になるでしょうね。
ここまで見て頂き、ありがとうございました。
JOYSOUND X1のレビュー記事はこちら
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